今年こそ何かを成し遂げたい。
目標達成することで、理想の自分に近づきたいと思うことはありませんか。
今まで目標を立てず、なんとなく生きてきた。
もしくは、目標はあるものの漠然としているから、どのように動いていけばいいのかわからないということも。
もちろん目標達成イコール人間の幸せとはいい切れません。
なぜなら、生きることそのものが尊いからです。
とはいうものの、目標を立て、自己研磨に励むことも人の道です。
「でも、今さら目標を立てて生きるなんて…」と考えることもあるのかもしれませんが、
そのような心配はありません。
目標を立てることに遅いも早いもなく、目標はいくつになっても必要なことです。
筆者はこれまで40年以上生きてきましたが、その時々で目標はありました。
ただ、その目標は場当たり的なものだったと考えています。
だからこそ、これからの人生を輝かせる自分の目標を見つけたい。
自分にとって重要なことを成し遂げたいという思いがあります。
そういうわけで、今回は目標を立てるというテーマで執筆しました。
私と同じように、今年こそは自分が幸せになれる目標を見つけたいという方に、正しい目標の立て方のヒントが得られることを願っています。
それでは、目標を立てることの効果や落とし穴、目標の正しい立て方、目標達成の心得を一緒に確認していきましょう。
目標を立てるとこれほどいいことがある
今年こそ成し遂げたいことがあるならば、やはり目標を立ててゴールに向かって行動する方がメリットは大きいです。
目標を立てるメリットは以下の通りです。
それぞれ説明します。
人生の方向性が決まる
目標を立てるとは、人生の方向性を決めること。
目標は、1週間後や1か月後、3年後、10年後にいる未来の自分を形作る己の羅針盤です。
目標がなければどこへ進めばいいのかわかりませんが、
目標があれば進む道が見えてきます。
「経済面で豊かになりたい」
「一生できる仕事に就きたい」
「長生きしたいから健康に気を配りたい」
といった、自分の人生をよりよいものにしたい欲求は、老若男女問わず誰にでもあることです。
目標を立てることは一生涯を通じて行う行為であり、自分の望み通りの生き方を叶えるために必要なことといえます。
自信が持てるようになる
目標を達成すると、自分の行動に自信がもてます。
日々目標に向かって努力を続けていくと、人生の経験値が上がるからですね。
「私は自分の力で人生を切り拓ける尊い存在だ」と自尊心も高まるでしょう。
また不思議なことに自分に自信をつけると、人間関係や仕事、心の安定など、その他のことにもうまく作用します。
目標達成し自信をもつことは、今の状況を大きく変える力があります。
効率的に動けるようになる
目標を立てるとやるべきことが明確になり、効率的に動けます。
今の自分にとって何が重要なことかクリアになり、仕事に集中できるからです。
その一方で、目標を立てないと、やるべきことがわからずただやみくもに動くことになります。
また、自分の芯がないため、周りに流されてしまうこともあります。
そうすると、目標達成までのスピードは遅くなりがちです。
効率を重視するなら、最初に時間をかけてでも目標を立てた方が断然いいのです。
目標を立てることの落とし穴
目標を立てることは明日への活力になりますが、それと同時に落とし穴もあります。
途中で挫折してしまう目標は、できる限り避けましょう。
高い目標を立てることで却ってプレッシャーになってしまう
自分に鞭打ってでも目標を達成しようという意気込みから、自分の能力以上の高い目標を設定してしまうことがあります。
しかし、高い目標を立てるとプレッシャーに感じて、精神的にしんどくなることもありますので、注意してください。
目標を達成するための道のりでは、壁に突き当たることもあります。
ただ、そこで身の丈に合わない目標に設定してしまう場合。
いくら頑張って壁を乗り越えようとしても乗り越えられないということが起こりうるのです。
「もう、私には対処できない」と自分の限界が見え、挫折してしまうこともあるでしょう。
そうなると、壁を乗り越えられない自分自身を責めてしまうことも考えられます。
自分を卑下してしまう状況は、目標を達成する過程では避けるべきです。
大事なのは「今日の自分は本当によくやった!」と、自分を肯定すること。
それが物事の継続につながります。
途中で投げ出してしまうような高い目標は立てず、身の丈にあった目標設定することを心がけましょう。
あれもこれも目標を立てて欲張ってしまう
やるべきことをあげるときに、あれもしなきゃ、これもしなきゃとつい欲張ってしまうことがあります。
ただ、やるべきことが多くなればなるほど、力が分散されていき、一つひとつの仕事が中途半端に終わってしまうことも考えられます。
わたしたちは、やるべきことを決めるときにToDoリストを作ることがあります。
ToDoリストはやるべきことを可視化し、タスク管理できるのがメリットです。
しかしながら、ToDoリストにはデメリットも存在します。
よくありがちなのは、未完了のタスクが残ったままになることです。
しかも、チェックを埋めるために手軽なタスクから着手していき、面倒なタスクほど後回しになりがちです。
その面倒なタスクが、目標達成において重要度が高いこともあります。
目標達成のために必要なのは、自分はできることを十分やったという感覚をつかむこと。
つまり、自分の行動に満足し、1日を終えることが重要です。
1日の終わりに未完了のタスクが残っていると、その日が不完全燃焼で終わったような気持ちになります。
やるべきことが多すぎると達成感が得られないのが問題です。
他人を基準にした目標にしてしまう
目標を立てるときにありがちなのは、人から評価されたいが為の目標になることです。
たとえば、
あの人に褒められたい
周りの人に重要人物だと思われたい
SNSで「いいね」を沢山もらいたい
こういう世間体を気にして頑張る目標です。
たしかに人から認められたいという欲求は、目標を達成するための動機づけとなります。
しかし、他人を軸とした目標を追い求めていると、本当の自分を見失ってしまうことがあります。
その目標は本当の自分の望みなのか、あるいは自分の価値観に合うものか、よく考えてみる必要はありそうです。
真の目標とは、他人に評価されるための目標ではなく、自分はこの道を選んで正解だったと心から思える目標ではないでしょうか。
人生の主役は自分です。
だからこそ、他人の評価に振り回されることなく、自分の考えが反映された正しい目標を決めていかなければなりません。
「いいね」の数やフォロワー数で他人の評価に振り回されるSNSも要注意です。
他人を基準にしない真の目標を立てるためには、SNSから距離を置くことも必要です。
あなたの人生を変えるかもしれない目標を立てる方法
人生を本気で変えたいのであれば、正しい目標設定をする必要があります。
目標を立てることで重要なのは以下の4つです。
人はいつでも変われる。
そう信じて、今からでも目標を立てて行動してみませんか。
自分の価値観を知る
目標は、自分が本当にしたいことを叶えるためにあります。
そのため最初に行うべきことは、自分自身の価値観を知ることです。
- 自分はどのような人間か
- 自分が何をしたくて
- 何を目指しているのか
上記の点を自覚することからはじめます。
テーマ別に価値観の例をあげてみました。
- 自分のできる範囲内で、困っている人の力になる仕事がしたい
- 個人サイトでの発信
- 作ることが好き
- 学ぶことが好き
- 主婦の経験を活かしたい
- 子どもたちを見守りながら自宅で稼ぎたい
- 子どもを見守る
- 自分の子どもだけではなく、他所の子どもも大切にする
- 過度な干渉、期待はしない
- 子どもの良さを認められる親になる
- 人として大切なことを伝えられる親になる
- 健康的な生活を送る
- 健康はお金に代えられない
- 睡眠をしっかりとる
- 高カロリーの食事はとらない
- 運動は日々のウォーキングで
- 自分の子育てを手伝ってもらおうとしない
- 老後の時間を邪魔しない
- これからは自分が与えられる側になる
- 生活の面で困ったことがあればすぐに助けてあげる力を身につけたい
- お金の面で援助できるようになりたい
- ありがとうという感謝の気持ちをもつ
- 子どもの前では夫婦喧嘩しない
- 考え方を否定しない
- 自分と価値観が近い友人との関係を築きたい
- 付かず離れず、お互いの良さを認め合える関係
- 友人に依存しない
- 人の時間を奪うことはしない
- 沢山の友人よりも少数の友人
- 励ましてくれる人
- 優しい人
- 自分をもっている人
- 常識人
- 与えられる人になりたい
- 成果を横取りするような人
- 人によって態度を変える人
- 人をいじめる人
- 権力を笠に着る人
- 自分さえよければいい人にはなりたくない
なお、上記は筆者の価値観ですが、これを参考に自分の価値観を探っていただければと思います。
自分が何を目指しているのかよくわかっていない状態から目標を立てることもありますので、この時点ではまだぼんやりとした答えで大丈夫です。
現状把握と自分が求めていることを確認する
自分の価値観を理解したら、次は現状把握と自分自身が求めていることを確認しましょう。
確認しておきたいことは次の3つです。
- 自分の置かれている状況はどのような感じか
- 満足できないことは何か
- 何を求めているのか
上記を参考に自分自身の答えを出します。
たとえば筆者の場合は以下のような感じです。
→自分の置かれている状況はどのような感じか
例)パートをせずに家でブログを書いている
→満足できないことは何か
例)夫からは遊んでいると思われている
→何を求めているのか
例)収入
答えが具体的であればあるほどいいので
上記をさらに深掘りします。
ブログって何?→自分の学んだことをシェアするブログ
夫から遊んでいると思われている原因は何か→
ブログで稼ぐなんて夢物語だと思っている
私自身が結果を出せていない
収入って何?→
広告収入
現状ではパートに出る程度の収入が目標
このように現状や問題点を洗い出していくと、自分の無力さを痛感します…。
掘り下げるときは「それって何?」「何のこと?」と自分自身にツッコミを入れるつもりでやってみてください。
最後に、自分の価値観と一致しているか確認します。
筆者はこのような感じで具体的な目標を立てました
- 学ぶことが好きなので、引き続き、自分の学びたいこと、学んだことをブログでシェアする
- 今後は主婦経験を活かしたコンテンツも増やしていく
- 困っている人を助けたい
- 同時に人生に行き詰まりを感じている自分も救う^^;
- マネタイズをもう少し真剣に考える
- 広告収入を得るためには、読者に役立つ記事を増やす
- 自分のブログ活動は遊びではなく、家族を幸せにするための活動に変える
当面はこの目標を忘れずに活動していきます。
ただ、途中で価値観が変わることもあると思うので、その際には再考します。
資格を取るという目標でもいいですね。
40代主婦の資格が気になる方は、ぜひ以下の記事を参考にしてみてください。
長期・短期の目標を決める
長期的な目標と短期的な目標を決めましょう。
それぞれ解説します。
長期的な目標を決めるときのコツ
長期目標を立てるときは、どんな自分になりたいか、いつでも思い出せるようにしておくことがポイントです。
たとえば
「全国を飛び回るような仕事のできる女性になる!」
これが長期的な目標の場合です。
この場合、文章で表現するのもいいですが、
より記憶に残るようにするなら、以下のように絵で視覚に訴える方法がおすすめです。
仕事のできる女性になりたい
飛行機に乗って全国を飛び回りたい
海外のホテルにステイしながらリモートワークできる自分になりたい
みたいな価値観ならこのような感じです。
もちろん、写真や雑誌の切り抜き、海外の風景のポストカードなどもよいです。
ノートに貼ったり、フォトフレームにコラージュしたりして、いつでも見られるようにしておくとよいでしょう。
また、動画でもよいです。
動画は視覚だけではなく聴覚も刺激するので、さらに印象に残りやすいですね。
短期的な目標を決めるときのコツ
短期的な目標を立てるときは、数字を使いましょう。
数字を使うと期間や時間、量がわかりやすくなるので、目標達成できているかどうかが一目瞭然です。
たとえば数字を使った短期目標には、以下のようなものがあげられます。
- 1週間に1記事ブログを更新する
- 1カ月に本を10冊読む
- 毎日トイレ掃除をする
- 1日に1万歩(1時間半)あるく
数字を使うことで、自分がどれだけの期間や時間にどのくらいの量をこなせばいいのか、すぐに把握できます。
やらないことを決める
時間は有限ですので、やらないことを決めることも大事です。
やるべきだと思っていることは、本当は目標達成においてさほど重要ではないことも考えられます。
本当にこの目標やタスクは自分にとって必要なものなのか、よく考えましょう。
そう言われても、どれも重要に思えてしまう。
そういうときは、自分がしたいかしたくないかで判断してみてください。
自分がしたくないことでしたら再考すべきです。
もしかすると「~すべき」というタスクは、案外、自分にとって不要なタスクで、見直した方がいいのかもしれません。
「やらなきゃ」と義務感を抱いてしまうような作業ほど長続きしません。
私も自分の目標を達成するために「~すべき」というタスクを一つ捨てようと考えています。
ゴールが決まったら…目標達成するための心得を知っておこう
達成したい目標を決めたら、次は目標を達成するためのアクションを起こします。
目標達成の過程で、意識しておきたいことは以下の3点です。
それぞれ説明します。
とにかく行動する
目標を達成するためには、とにかく行動するしかありません。
やる気がなくても、まずは5分でもいいので動くこと。
やる気を喚起させるにも、行動です。
行動し、前に進んでいることを実感すると、「もっと頑張ろう!」とやるべきことに対する意欲が湧きます。
また、集中力を保つためには、行動の妨げになるものはしないという決断をしましょう。
たとえば、ネットサーフィンが行動の妨げになっているのであれば、「今日一日のタスクが完了するまではスマホを見ない」というように決めておきます。
最初からやらないことを決めておくことが、集中力を切らさないコツです。
ただ、どうしてもやる気がでないときもありますね。
もちろんそのときは休憩しても大丈夫です。
その際は、自分の立てた目標を再確認してみてください。
やる気がでないのは、今の自分がこなすには難しいタスクなのかもしれません。
そのようなときは少しだけハードルを下げてみると、やる気が元に戻る可能性があります。
実行したことが達成できているかどうか振り返る
1日の自分の行動を振り返ってみましょう。
目標達成には、自分を客観的に見ることが必要です。
- 今日はあなたにとってどのような1日であったか
- 達成感や満足感はあるか
- 良かった点
- 改善すべきだと思う点
これらをすべて書き出してみます。
紙やノートに書くのもよし、パソコンのメモ帳に記入するのもよし。
私はGoogleカレンダーに記録しています。
細かく記録すると、自分の行動をコントロールできるようになります。
私の1日の振り返りは、以下の通りです。
- SNSを見ていた✗
- 食器洗い、食事支度、洗濯、トイレ掃除、ゴミ出し、キッチン拭き、玄関拭き◯
- ブログ作業◯
こういった振り返りは、
自分にとって重要度の高いやるべきこと、やらなくてもいいことが選別できるので、目標達成のためには必ずやっておきたいところです。
改善点がわかれば、次のアクションにつながりますよね。
達成する過程の自分をイメージする
長期的な目標を立てるときは、目標達成した自分をイメージできるようにしておくことが大切だと説明しました。
しかし、目標を達成する過程においては、ゴールしている自分をイメージするよりも、実際に自分が動いている姿をイメージしてみましょう。
なぜなら、目標達成している自分をイメージすると、自分の頭の中で「達成できた」と錯覚を起こしてしまうことも考えられるからです。
現状に満足してしまうと、努力を怠ってしまうこともありますので注意しなければなりません。
わたしたちはよく、物事を自分にとって都合のいいように解釈してしまうことがあります。
これは確証バイアスという現象です。
自分にとって都合のよい面しか見ないようになると、本来やるべきことに目を向けられなくなります。
そうなると、目標達成からどんどん遠のきます。
実は、ポジティブな部分よりもネガティブな部分に目を向けることの方が、目標達成の原動力になるといいます。
たとえば、
目標を達成する過程でどんなことが壁となるのか。
壁に突き当たったときに、自分はどう対応するのかと想像してみる。
あるいは、自分にはこういう弱点があるから、こういう場面でつまずきそう。
など、そういうことを考えてみます。
このように、目標達成する過程で起こりうる課題や問題などをあらかじめ想定しておき、自分はどのような行動をするのだろうかと、そこまでイメージを膨らませてみてください。
そうすると、壁に突き当たったときにも乗り越えられるでしょう。
目標を立てることで理想の人生を手に入れよう
目標を立てることは、自分にとって理想の人生を手に入れるための大事な作業です。
日々の努力を積み上げることはやがて大きな力となります。
今年こそは、自分にとって重要なことを成し遂げて人生を充実させましょう。
まずは数分でもいいので、目標達成のために動いてみてください。
行動することで、自分の中のやる気を引き出していくことが大事です。
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