こんにちは、暑い日が続きますね(今年の夏は本当にこればかりです)
最近「おうちのひと、X(SNS)であまり見かけないな~と思っていた方はいらっしゃいますか?(…いないかもしれないですね)
夏休み中だから忙しいというのもありますが、実は自分用のワンピース作りに挑戦していました。
SNSの投稿を忘れるほど何かに夢中になれるのは、自分にとって良い傾向だと感じています。
ワンピースを作り始めてから約2週間、ようやく完成しました。SNSに投稿するのは少し恥ずかしいので、個人ブログでこっそりご紹介します。
今回作ったのはステラ洋裁店さんの型紙を使ったワンピース

今回作ったのは、ステラ洋裁店さんが考案されたワンピースです。ステラ洋裁店は、普段SNSで交流させていただいている洋裁士のみょこさんが運営されています。みょこさんがワンピースの型紙の引き方を解説した有料noteをリリースされたので、購入してみました。
フレンチロールカラーワンピースの作り方と型紙の書き方|ステラ洋裁店
私は物を購入するときはかなりの慎重派で、この型紙を購入するのにも即決できず3日ぐらい迷いました。
そんな自分が数ある型紙からステラ洋裁店さんのデザインを選んだのは
- ロールカラーの衿がクラシカルな印象
- 流行に左右されないオーソドックスなデザイン
というのが理由です。
年齢問わず着用できそうなので、私の母にも同じものを作ってあげたら喜ぶかも。そう考えました。
そしてこのワンピースは、体型を気にされている方にも着やすいデザインになっています。
出産や生活の変化で体型に変化があった自分にも合うワンピースを作りたい、そんな思いもありました。
そして、そのデザインは私の期待を裏切りませんでした。ステラ洋裁店さんの丁寧なレクチャーのおかげで、とても素敵なワンピースを作ることができ、購入して本当によかったです。
ワンピースは普段あまり着ませんが、一枚で様になりますし、何より着心地が良くて気に入っています。
私のように体型に悩みがある人でも、すっきり見せてくれるのは本当にありがたいです。




ワンピースも同じくレトロな雰囲気があったので、相性が良いのではと思い、コーディネートしてみました。
タンスの中で眠っていたリボンデザインのパンプスとも相性が良いことが分かりました。

モデル(私)のぽっちゃり体型もしっかりカバーしてくれるこのワンピースはとても素敵なデザインだと思います。
ワンピースに合わせているハンドメイドのバッグも、ぜひご紹介させてください。
今は服装にあまりこだわらなくなりましたが、学生の頃はファッションが好きでした。
アルバイト代もほとんど洋服の購入に使っていました。
高校卒業後に進学したのは、札幌にある服飾専門学校でした。実は薬剤師を目指して薬科大学への進学を考えていましたが、途中、学力の面や経済的な理由から難しいと気づき、方向転換したのがきっかけです。
それでも進学したときは、自分のお洋服はすべて自分で作れるようになりたいという希望に満ちあふれていました。
家庭の事情で途中、学校を続けられなくなり地元の和食レストランに就職することになりましたが、数年後に飲食業界からアパレル業界に転職したのもやはりファッションに携わる仕事がしたいと思っていたからです。私はずっと販売員として働いていましたが、本当は作る側に憧れていました。やはり、ものづくりをする方々を尊敬しています。
洋服作りはずっとやりたかったことですが、「お金がない」「技術がない」「時間がない」と、自分で蓋をしていた夢でもあります。
ステラ洋裁店さんのこの型紙のおかげで、昔私が夢見ていたファッションデザイナーの気分を味わえました。
選んだ生地は黒の綿スラブワッシャー素材
今回購入したのは、手作り工房MYmamaで販売している綿スラブワッシャー素材です。こちらの生地、初心者の方でも縫いやすいのではないかと思います。
色は黒を選びました。黒は定番カラーで間違いありませんし、他の手芸店でさまざまな色の生地を顔に当ててみたところ、黒が一番顔色を明るく見せてくれたからです。
3m購入しましたが、140cm幅の生地にしては価格もとても手頃で、配送も早かったので、またこのお店を利用したいと思います。

綿以外にも、ポリエステルやナイロンなどの化繊生地は落ち感があり、体型カバーにも役立つと思います。(ただし、初心者の方には縫いづらい場合もあります)
同じ型紙でも、選ぶ布によって表情が変わるので他の生地でも挑戦してみたいですね。
手作りワンピースの制作日数
ステラ洋裁店さんの型紙は8月6日に購入し、その日から制作に着手しました。
型紙作りに3日間、裁断とミシン縫いに約9日間かかりました。途中、2泊3日のキャンプ旅行も挟みましたが、8月20日に完成したので、制作日数は合計12日です。

ワンピースを1着作るのは、本当に手間のかかる作業です。
服飾専門学校に通っていたときのワンピースの作成手順は、
- 最初にデザインを考える
- 自分のヌード寸法を測る
- それを元に型紙を作成
- 必要な材料を揃える
- 生地を裁断、縫製
という流れでした。
しかも、シーチングという仮縫い専用の生地で仕上がりを確認してから本番の作業に入るため、ワンピースを作る場合は実質2着作ることになります。
今回のステラ洋裁店さんの有料noteには、最初からデザインが考案されていて、型紙の寸法まで記載されているため、上記の1~3の工程を省略でき、作業時間の短縮につながります。
ワンピース作りで苦労した点
自分好みのワンピースに仕上げる過程は決して順風満帆ではありませんでした。
苦労したのは、型紙どおりに作ったものの自分の体型に合わず、一部を自分のサイズに合わせて補正したことです。
また、ポケット部分などを間違えて縫い合わせてしまい、何度も縫い直す作業が大変でした。
ウエスト部分を全体で22センチほど詰める
制作したワンピースを試着したら、「あれ?なんか太って見える…?」
決して型紙のせいではなく、私の体型が原因なのですが、
型紙補正でもどうにかできないかな~と思い、ウエストの部分を全体で22センチほど詰めてみました。
骨格診断では、私はがっちり体型なので骨格ストレートだと思っていましたが、顔が幼いからかフェミニンな骨格ウェーブ向けの服装の方がしっくりくることが多いです。
骨格ウェーブの方がワンピースを選ぶ際のポイントは、「フィット&フレア」だそうです。
そこでウエストはピタッとさせて、スカートはふんわりを目指して型紙を補正してみました。
頭が大きいので首の開きを深く取る
このワンピースは、頭を通すだけのシンプルな構造が特徴ですが、私は体だけでなく頭も大きいようで、試着の際に首元がビリッと裂けてしまいました。
なので急遽、首のネックラインを変更。
後ろ身頃の首周りの中心辺りを4センチほど深く取って、肩の線に自然につなげるようにして型紙を修正しました。
ポケット付けが難しく何度も縫い直す
ステラ洋裁店さんのワンピースの型紙には、ポケットを付ける箇所があります。
ポケットは縫い目を利用した「シームポケット」です。
ステラ洋裁店さんの有料noteには、ポケット部分について簡単な説明しか載っていないため、洋裁初心者の方には有料noteだけでは分かりづらいかもしれません。
ですが、私もブロガーの端くれとしてリサーチ力を発揮し、ステラ洋裁店さんのYouTubeでポケットの付け方を解説した動画を見つけました。それを参考に作ってみました。
ただ、私は覚えるのが遅い方なので、このシームポケットの付け方がなかなか理解できず、何度も間違えて付けてしまうことがありました。
失敗するとミシンで縫った部分をほどくのですが、その作業がとても大変です。
縫うよりも、ミシン糸をほどく方が、何倍も労力や手間がかかると実感しました。
そこで素人なりに工夫して、ミシンで縫う前に手縫いでしつけをしてから作業に取りかかることにしました。
本当はすぐにミシンで縫えた方が効率的なのですが、初めての作業にはどうしても失敗がつきものです。
ミシンで縫う前にしつけをするのは面倒ですが、失敗して直す時間や手間を考えると、その方が失敗が少ないのではないかと思います。
手作りワンピース、大変だったけどまた作ってみたい!

ワンピース作りは、正直なところ難しかったです。解説動画と同じように作業しているつもりでも、何度も失敗して作り直しました。やはり最初からプロのようにはいきませんね。それでも、早く着てみたい一心で諦めずに作業し、自分の体型に合ったワンピースを完成させることができました!
金銭的な理由で洋裁を諦めていましたが、冷静に考えてみると、お店で洋服を買う代わりに洋裁にお金を使えば良いのでは?と思いました。次回も試行錯誤しながら自分なりに洋服作りに挑戦したいです。
こうしたことも、母のハンドメイドのネット販売を始めたことがきっかけで興味を持つようになりました。今となっては、もっと早く取り組めばよかったかなと少し後悔していますが、やりたいことに挑戦するのに遅すぎることはない、年齢は関係ないという気持ちは、これからも大切にしたいです。
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