夏休み後半の8月中旬頃に、家族で北海道の喜茂別・真狩・倶知安方面へ川釣りに出かけました。
中学生の息子は今、川釣りにハマっています。夏休みがあと少しで終了するため、夏の思い出作りをすることになり、息子の「川で魚を釣りたい」というリクエストに応える形となりました。
今回は、実際に川釣り初心者の我が家が釣りスポットを何か所か巡りましたので、その様子を備忘録として記事に残しました。
我が家の体験がこれから釣りをはじめる方だけではなく、経験者の方にも役立つ情報になれば幸いです。
今回の釣果について
結論から言うと、今回、魚は一匹も釣れませんでした。正確に言えば、一度だけ魚はヒットしたもの、簡単に逃げられてしまいました。川釣りは難しい!
7月に小樽市の北浜岸壁へ海釣りに行った時には何十匹もの魚を釣ったので、今回もそこそこ釣れるのでは?と期待していたのですが、みごとに魚が釣れませんでした。残念です。
川釣りは釣れなくても楽しい!
いやでも、釣りって楽しいです。
釣りをするまでは、釣れるまでじっと待つなんて無駄の極みだと思っていたのですが、いざやってみると息子や夫が夢中になるのが理解できました。釣れないときって暇なのかな?と想像していたのですが、そうでもなかったです。自然の中で静の時間を満喫するのもいいものです。
釣りは、太古の昔から人々に魅了されていたと言われる理由も、なんとなく理解できたような気がします。(ただ、一人ではいかないと思います)
魚が釣れなくても「釣り」という家族で共通の楽しみができたので、私は満足しています!(もちろん釣れるとさらに楽しいはず!)
今回巡った川
続いては、今回巡った釣りスポットです。
場所は、
の3つの公園に行きました。
釣りスポットその1.喜茂別町民公園
最初に訪れたのは喜茂別町民公園です。その場所に流れる尻別川で釣りをスタート。
着いて早々に魚を釣りましたが、残念ながらものの数秒で逃げられてしまいました。浅めの川でしたので、ウエーダーがあれば、もう少し川の中側に入って釣りができたと思います。
釣りスポットその2.真狩川河川公園
次は真狩川河川公園へ行きました。
このポイントは川の幅が狭く、少し流れが速いです。
ここで仕掛けを投げ入れるときは、やや弱めに投げるのがおすすめです。
我が家は最初、強めに仕掛けを投げていたので、ルアー(下の画像にある釣りの仕掛け)を草に引っかけて何個も失ってしまいました。
狭い川での釣りをする時は、ルアーを草に引っかからないように投げ入れることがちょっとしたコツです。
我が家のルアーをご紹介。ルアーは全般的に手頃な価格の物しかありませんが、数を揃えると結構な金額になります。
そのため、100均で販売されている安価なルアーをいくつか用意しておくことをおすすめします。100均のルアーであれば万が一失ってもそれほど落ちこむことはありませんので。釣り初心者の方がこれから釣具を用意するなら、ぜひ100円ショップも行ってみてくださいね。100均の大型店は釣具の品揃えが豊富です。
釣りの糸とルアーの結び方は以下のYouTube動画でご確認ください。
真狩川には、オショロコマ(別名カラフトイワナ)が生息しています。レッドリストの準絶滅危惧種に指定されている魚で、世界の中では日本にしか生息していません。ネットで調べると、オショロコマの釣りに関しては地域によっては制限があるそうなのですが、公園内にあった立て看板には、真狩川においてはオショロコマを釣ってはいけないなどの記載はありませんでした。
希少とされているオショロコマを絶滅させないためにも、末永く釣りを楽しむためにも、あらためて魚の生態系を守ることが必要であることを認識しました。やはり水を汚さないことが大切です。日々の生活排水に気をつけたいと思います。
釣りスポットその3.蘭越ランラン公園
最後に行ったのは蘭越ランラン公園です。
川の深さは浅く、少しだけ流れの強い川でした。ここでもウエーダーがあれば川の中に入って釣りができたと思います。
川釣り初心者だったので慣れるまで何度も練習
私自身釣り経験はたった一度だけ。先月行った小樽の海釣りがはじめてでした。
川釣りについては今回、初体験です。海のエサ釣りと川のルアー釣りでは釣り竿の扱い方が多少違うので、コツをつかむまで時間がかかりました。
釣り方は子どもたちに何度も何度も教えてもらい、段々と釣りのコツをつかんできました。先生が良かった!
子どもたちは私よりも海や川の釣り経験があり、釣り竿の扱い方をよく知っています。
また、子どもたちからは、魚は晴れた日よりも曇りの日が釣れることも教えてもらいましたよ。
ルアー釣りは竿で仕掛けを川に投げ入れた後、水面に這わせるように戻していき、そしてまた仕掛けを投げ入れる、のような動作を繰り返しました。
夫がいうには、ルアーを川に入れたままにしておくと根掛かりが起きてルアーを紛失しやすいそうです。先日行った海釣りのように水の中で仕掛けに魚がかかるまで待つということはしません。
釣りの技術を向上させるには、頭で考えるよりも、とにかくやってみて体で覚えることが大事ですね!
川釣りで最低限必要な道具
私たち家族は川釣り初心者なので、高価な道具は持っていません。釣り竿やルアーなども安物です。それでも必要最低限の道具を一通り揃えているので、釣りを楽しめています。
こちらでは、初心者でも扱いやすくコスパに優れた釣具をいくつかご紹介します。以下の商品は我が家が実際に使っているものが多いです。あとは、釣り好きの息子チョイスです。釣具店やホームセンター、100円ショップ、ネット通販を利用して釣具を揃えました。
ロッド
リール
ルアー
タモ網
その他
- 滑りにくい靴(川は滑りやすい場所もあるので)
- ライフジャケット
- クーラーボックス
川釣りは自然相手のレジャーなので、ライフジャケットや滑りにくい靴など安全面に配慮しながら行ってくださいね。
釣った魚を自宅に持ち帰る時用のクーラーボックスも必要です。
今回の川釣りを振り返って
9月頃になると鮭の遡上(鮭が海から川へ戻ること)の時期になるので、万が一、鮭を釣ってしまったら大変。(鮭捕獲は違法)
というわけで、今年の川釣りは今回で終了です。
魚ってこれほど釣れないものなのか~!
川釣りの厳しさを知りました…。
川釣り初心者なので、経験も乏しくコツをつかめていないのかもしれない。
もしかしたら、釣り人が沢山魚を釣っていなくなってしまった後だったのかも。
川の上流へ行けば釣れるとは思いますが、上流は山の中にあるためヒグマと遭遇するおそれがあり、素人には難易度高め。
それでも家族で「魚を釣る」という共通の目的に向かい皆で協力しながら行えたことは、家族の絆を深めるいい機会となりました。
また、川の環境を守るために自分は何ができるのか考えさせられましたし、子どもたちの頼もしい姿に成長を感じることもできました。
釣りは単なる遊びじゃなく、学びや気づきが沢山ありますね。
わたしたちの体験談が、これから川釣りをはじめる方のお役に立てれば幸いです。
夏休み中に行った沙流川オートキャンプ場で初の川釣りを楽しみましたので、よろしければご覧ください。
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